イラストを描く事が下手だから悔しいとか上手くなりたいとかそういう感情が絵描きなら自然と沸いてくると思います。
なんだかんだいって他人のイラストと比べて自分のイラストが下手かどうか判断してしまっている事でしょう。
人によっては劣等感を感じたり、上手い人を誹謗中傷したくなると思います。
これは自身にとって嫌な感情ではありますが、そういう気持ちになるという事はイラストを描く事に対して何かしらのプライドを持っているという事です。
本当にどうでも良い事や頑張っていない事ならさほど悔しいと思う事はないはずなので、そういう感情は決して悪い物ではありません。
イラストが下手なのを改善させるには
とにかく量を描きまくるしかない
イラストを描く事が下手な原因は基本的に絵を描く時間が足りていない事が多いです。
上手い人はなんだかんだいって1日数時間描いたり、休日では10数時間描いたりするのがザラだったりします。
才能やセンスといった物もたしかにあると思いますが、それ以上に努力しているというのが現状です。
イラストにはあまり近道という物が無く、地道に一個一個階段を登るように上手くなっていくしかないのです。
それには描く量を増やして腕や頭に叩きこむのが一番です。
上手い人のイラストを参考にする
イラストが下手な人というのは自分が何故下手なのかという事を理解していない場合が多いです。
基本的にイラストが下手という事はバランスが悪いという事と同じ意味です。
絵は結局の所比率を考えて見ていけばそれっぽいイラストが描ける様になります。
それには上手い人のイラストを見て、色々と長さや比率を測って研究してみてください。
また、色使いであればスポイト等でどんな色を使っているのか調べてみたり、細かく見ていってどういう風に塗っているのか考えてみると良いでしょう。
イラストを描く時に資料を活用する
絵というのは最低でも一度見た事がないと形状が分からないため描く事が出来ません。
なので、イラストを描く時は必ず資料を見ながら描く様にすると上達スピードも早いと思います。
資料を見るのはイヤだとか卑怯だと思う人もいますが、プロでも普通に資料を使っているためどんどん資料は活用していきましょう。
むしろ想像だけで描いてもイラストが下手なのは改善されませんし、上達もしません。
下手であればあるほどちゃんと描こうとしている物の構造を把握してイラストを描く必要があるのです。
イラストが下手でもいいじゃないという考え方
イラストが上手くなりたいという欲求は絵描きであれば誰しもあるものですが、どれだけ努力しても上には上が必ずいるので、その欲求が完全に満たされることはありません。
そのまま上を目指してもいいのですが、上手いとは別の自分なりの個性を見つけてそっちの方を極めようとする人も数多くいます。
下手ウマという言葉もありますし、他人と比べるのではなく、自分と向き合ってイラストを描いていくというのも一つの楽しみだと思います。
人によっては目指すべきゴールという物は違うと思いますが、イラストは上手くないといけないわけではありませんし、下手にはなにかしらの個性が隠れていたりします。
そこを拾っていくこともイラストを楽しむという目的の答えの一つだと思います。