Kindleインディーズマンガは1P読まれると0.2~0.3円と言われているが、実際いくら稼げるのかネコハルンのデータを元に計算してみた。
すると1P0.2円~0.3円というのは大嘘なのか下がったのか分からないがまったく異なった結果になった。
実際に計算したらどうなったか
下記はアマゾンから送られてきたメールとレポートをダウンロードして独自に計算した物である。
2024年4月は1Pなんと約0.027円だった。
2024年5月は1P約0.03円だった。
以上の結果からネコハルンが検索して調べた1P0.2~0.3円というのはなんだったのか。
実に1/10の差があるではないか、これでは仮に100Pのマンガが読まれても3円程度にしかならない。
何故これだけの差が出たのか仮説
某有名マンガ家のブログによると2023年1月の時点では1P0.236円だったらしい。
某有名マンガ家が大嘘をついていた説
普通に考えてこれははない、何故なら他の人が実際にやって計算したらすぐ嘘がバレてしまうしやるメリットがないからだ。
だから彼はその時点で本当に1P0.236円を稼いでいたはずである。
新規参入者が増えすぎた説
基金の総額が増えたとはいえ、それ以上にkindleインディーズマンガのクリエイターが増えていれば当然1Pあたりの利益は下がってしまう。
おそらくこの線が濃厚である。
多く読まれている人は1Pの単価が上がる説
ネコハルンの様な弱小マンガ家の場合は1P0.03円程度だが、もっと数が読まれている人は1Pの単価が上がるのではないだろうか。
他の人の状況が分からないためなんともいえないがこの可能性もあるだろう。
ダウンロードはされたが実際には読まれなかった説
読まれたページ数もカウントしているらしいので、もしかするとネコハルンのマンガが面白く無くて最後まで読まれなかった可能性もある。
ただそれは検証しようがないので分からない。
マンガブロガーさん達が大量に入ってきたせいらしい
某有名WEBマンガ家によるとどうやら広告単価が下がったマンガブロガーさん達が、コレはヤバイという感じでKindleインディーズに大量の過去マンガを引っ提げて参入してきた結果1Pあたりの単価が下がったみたいである。
全体のマンガ基金は増えているが作品数が多くなれば当然分配単価は下がってしまう。
ということはやはり全員がそこそこ稼げるというのは難しくなってくるのが世の常で、Amazonが基金を大幅に増やさない限りマンガ家同士で潰し合う事になるという事だ。
Kindleインディーズマンガで稼ぐのは厳しい
以上の理由から相当なページ数を相当な読者に読まれない限り、Kindleインディーズマンガで稼ぐのは厳しいという結果になった。
ただ、最近有料販売も出来るようになったのでそれを上手く活用するか、Kindle Unlimitedで読まれるようにシフトした方がいいかもしれない。
この事実が判明した事により他のクリエイターの方が落胆するのを事前に防げただけでもこの記事を書いた甲斐があったと言えるだろう。
まとめ
・2024年4月~5月時点では弱小マンガ家の場合は1P約0.03円と推測
・ある程度の数が読まれると1P単価が変動する可能性あり
・相当な数が読まれないとまともに稼げない
・有料販売やKindle Unlimitedを活用した方がいいだろう