色々制約の多い1Pマンガの最適なコマ数はどうなるのか考えてみる。
1Pという制限により普通のマンガと変わってくるのだろうか。
普通のマンガのコマ数
マンガのコマ数は通常5~7コマ程度と言われているのでコレに当てはめるのであれば1Pマンガもそうなる。
なので最大でも7コマ程度で話のオチをつける必要が出てくるという事になる。
ちなみに他サイトによると週刊少年ジャンプの1ページの平均コマ数は6コマ、セリフ数は10コマだそうだ。
他にはジャンプに限らずストーリーマンガの場合、平均が5コマで最初のページのコマ数平均が3.9コマ、最後のページのコマ数平均が3.2コマらしい。
つまり最初と最後のコマ数は少ない傾向にあるとの事だ。
おそらく最初のページは読者に読んでもらうために大ゴマの大きな絵柄を使って興味を持たせているのだと推測される。
また、少ないコマ数やセリフ数にする事によって導入の読みやすさを考慮しているのだろう。
そもそも何故5~7コマなのか
色々理由はあると思うが、よく言われているのがコマ数が多すぎると読みづらいという事だ。
1P程度なら許されるかもしれないが、ストーリーマンガの場合ページをめくっていく度にコマ数が多すぎると読み手側がかなりキツイと感じてしまうだろう。
コマ数は体感時間の速度にも関係してくるので、早くページをめくれるというのは一種の爽快感が発生するのではないかと考えられる。
1P単体ならコマ数が多くても許されるのでは
読者が1Pしかないと事前に把握しているならそこまで負担はないので、1Pでも許されるかもしれない。
ただしパっと見た時にコマや絵がギチギチに入っていると、見る側は無意識に読むのがめんどくさいと感じて敬遠されてしまう事が考えられる。
なのでむしろ読み手側の事を考えると、ストーリーマンガの最初のページのコマ数平均3.9コマを参考に1Pでも4コマ程度にした方が読まれやすいと考えられる。
4コマから起承転結が連想
上記の理由から1Pマンガの最適なコマ数は4コマ程度という仮説が生まれた。
多分あまり関係ないが、4という数字から4コママンガや起承転結が連想される。
つまり物語のベースとなる起承転結を表現するには、セリフの使い方等を無視すると最低でも4コマ程度必要という事に繋がる。
序破急を使うと3コマでも可能だが、王道はやはり起承転結という事を考えるとやはり4コマが最適解ではないだろうか。
もちろん1コマや2コマオチのマンガも考えられるが、ベースはやはり4コマという所に落ち着くと思う。
読まれやすさを重視するか内容を重視するか
とはいえ毎回4コマじゃないといけないという事もないだろうし、内容を重視した場合もっとコマ数を増やしてもいいだろう。
つまり基本は4コマで内容などを考慮してケースバイケースでいいんじゃないだろうか。
まとめ
・1Pマンガの最適解はおそらく4コマ
・内容を重視するならコマ数を増やしても良い