イラストソフトは人物デッサンをサポートする

イラスト ソフト 人物

イラストソフトで人物を描こうとする人にとって、関門のひとつであると考えられるのが人物のデッサンです。

デッサン技術を師からちゃんと学んだ人や自己流で修めた人には今更な話かもしれませんが人物のデッサンが出来ないと絵を上手く描く事は出来ません。

人体を3次元的に捉え、様々なポーズを取らせるというのを脳内でこねくりまわすのは慣れてくれば楽しさも感じるものですが、出来なかった頃を思い出すとやはりいつ嫌になって投げ出し絵を挫折してもおかしくなかったとは思います。

ネットが発達してポージング集をフリー公開しているサイトが多数見つかる現在、人体を描く練習環境は劇的に改善してはいます。

しかしそれらの多くは画像なので自由に動かすことは出来ず、また3Dのモデルで公開しているサイトというのもありますが非常に重く回線速度によってはまともに開けません。

イラストソフトでデッサン人形機能があるソフト

そこで便利なのが『CLIP STUDIO PAINT』です。

このソフトはイラストを描くのに特化したものではありますが、特筆すべき特徴として「3Dデッサン人形がソフト内で使える」というものがあります。

正確には3Dモデルなどを扱う機能があり、その中にあらかじめこの人形が入っているというのが適切ですが、これが人物を描く参考として非常に優れたものなのです。

自由にアングルやポーズを決められるのはもちろんのことパースのつき方も調整可能で、極めつけはこの人形自体の体型を好きに調整可能なのです。

肥満体型の大人の男女だろうが痩せた子供だろうが自由自在です。
この3Dモデルを使う機能は、PRO・EXとあるCLIP STUDIO PAINTの全てのエディションで使用可能です。

あとは、人物イラストの練習に勤しむのみです。

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3D機能は少し重い

ただし、この3D機能は若干動作が重いという欠点があります。

3Dモデルをグリグリ動かしてもGPUの使用率が高くならないのでグラボを強力なものに載せ変えても多分意味はありません。

まあその程度、イラストソフトに人物デッサンモデルなどが付属することで得られる恩恵に比べたら些細な事ですけどね。

管理人コメント

たしかに人物を描くためには人体の構造を把握していないと中々描ける物ではありませんよね。

人の記憶というのはかなり曖昧ですので、いつも見ている人ではありますが結構じっくり細部を見て覚えていないと実際どうなっているのか絵を描くときに思い出せません。

この方が言うようにCLIP STUDIO PAINTというイラストソフトには3D機能がついているので、パースがかかった構図で描くときやポーズの参考としてかなり重宝します。